
普通のOLでもいい。
バイトでもいい。
主婦でもいい。
女性は、みんな輝ける。
無理に変わらなくてもいい。
ただ一つだけ、
自分に問いかけてほしい。
あなたの想いは、どこにありますか。
心の中心には、何がありますか。
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人生、カッコ悪いなんて
正直、いつものこと。
そもそも私は
「カッコつけられる場所」に
いたことがありません。
幼少期から、
人と同じ選択肢がなかった。
気づけば、いつも人と違う道を
歩いてきた気がします。
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幼稚園の頃。
母が作ってくれるお弁当は、
今思えば、なかなか衝撃的でした。
のり弁に、ぐちゃぐちゃの卵。
お弁当箱は可愛くなくて、
お箸はいつも木の割り箸。

「え?
キャラクターのお弁当箱じゃないの?」
心の中でそう思いながら、
5歳にして、こっそり隠して食べていました。
母は一生懸命、
作って、届けてくれていたのに。
友達のお弁当との差は、
正直、かなりありました。
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小学校のピクニック。
「おやつは300円まで」。
私はお菓子を買わず、
家にあったイカを
醤油漬けにして焼いて持っていきました。
なぜか、ちょっとした話題に。

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小学校では
「勉強はするな、寝ろ。健康第一」
そんな教育方針でした。
その結果、
授業についていくのは正直大変。
漢字は読めない。
目もあまり良くなかったけれど、
黒板が見えないとも言えず。
そのまま、
毎年が過ぎていきました。
カッコ悪いというより、
今思えば、まあ…バカですね。
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人前に出ると、
今でも驚くほど緊張します。
一人のときは必死に
歌の練習をするのに、
本番になると声が出ない。
しかも、音痴。
「猫が潰されてるみたいな声」
そう言われたこともあります。
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卒業式。
着ていたのは、母の服。
「え?
子ども用の服じゃないの?」
そう思ったけれど、
まあ、いいか。って。
その頃にはもう、
受け入れる力が
自然と育っていました。
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カッコつけないと、
実はいいことがたくさんあります。
人目を気にしなくなる。
比べなくなる。
気づいたら、なんだか成長している。
カッコつけると、
知らないうちに枠にはまり、
誰かの「正解の人生」を
生きてしまうことがあります。
私は、こう思っています。
カッコつけるな。
バカであれ。
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ここからが本題です。
一見、
キラキラして見えると言われることが
増えました。
でも、
本当にそんな人生だったかと言われると、
今でも分かりません。
外を歩くとき、
涙がこぼれないように
空を見上げて歩いたこともあります。
暗いトンネルの中を
歩いているようで、
「いつ出口に出られるんだろう」
そう感じていた時期もありました。

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コロナと同時に
金のマドレーヌ工場を始めました。
お客様が、
誰も来ないところからのスタート。
「がむしゃら」という言葉が
一番しっくりくる時期でした。
若い頃の私は、
言葉が苦手で、
自分を表現することができませんでした。
何か違う、
でも何が違うのか分からない。
そんな感覚ばかりでした。
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初めて会社に所属したとき。
社長の想いに集まった人たちは
どんな人だろう。
そう思って、ワクワクしていました。
現実は、違いました。
働かないのに文句を言う人。
働かないのに、お金だけ欲しい人。
働かないのに、役職だけ欲しい人。
表と裏が違う人。
陰で人の悪口を言う人。
10代後半で、
正直、絶望しました。
でも私は
友達を作りに来たのではなく、
仕事をしに来たのだと思い直し、
ただ仕事を続けました。
静かに行動し、
結果を出し続けました。
半年後、
お給料は普通のOLの
倍近くになり、
誰も何も言わなくなりました。
上司や同僚が帰ったあとも、
期日に間に合わせるため
データを作り続けました。
その頃、
会社の警備員さんと仲良くなり、
「いつも頑張ってるね」と
毎日のようにおやつを
差し入れてくれました。
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ここには書けないほど、
本当にたくさんの経験を
させていただいています。
一歩も、二歩も、三歩も踏み込んだ話は、
実際に皆さんと
お会いできるタイミングで。
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ありがたいことに、
「キラキラしている女性」として
声をかけていただくことが増えました。
2026年5月か6月、
倫理法人会 山口県女性委員会で
お話をさせていただくことになりました。
今まで、
人前に出ることを避けてきた私ですが、
これからは、すべてお受けします。
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人は、経験によって磨かれ、成長します。
泥臭いこと。
カッコ悪いこと。
普通と違うこと。
それはすべて、
人間として成長し、
無限の豊かさを受け取るための
準備だと私は思っています。
自分だけ不幸。
自分だけ辛い。
自分だけうまくいかない。
そんなことはなくて、
みんなそれぞれ、
向き合うものを
向き合わされている。
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男性の皆さま、ごめんなさい。
私は、
女性は人生を切り開く力が
とても強い存在だと思っています。
そして、
女性の愛のエネルギーが循環したとき、
想像もできないほど大きな
笑顔の連鎖が生まれると
本気で信じています。
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愛と感謝を忘れない。
これが、
金のマドレーヌ工場の理念です。
世界が、
皆さまが、
愛と豊かさで包まれますように。
心から、祈っています。
松本 加奈バナナ
